女性用かつら
石膏の型取り
お客様とデザインの御相談をした後に製品の元となる型を石膏で採ってゆきます。石膏で型を採ることによって、頭の形が寸分の狂いも無く採れるわけです。製品は装着した時にご自分の皮膚のように頭にジャストフィットします。
髪の毛のクオリティ
人に【かつら】とわかってしまう重要な要素のひとつに、髪の毛の品質があります。また短期間のうちに劣化してしまう髪の毛では、やはり【かつら】とわかってしまいます。弊社の髪は人工的に処理を施していません。キューティクルを一切取っていないヨーロピアンナチュラルヘアーを使用することにより、髪の品質が長期間保たれます。
髪の植え方(シングルストランド)
頭頂部に1本、1本自然の髪と同じ植え込みをした究極のテクニックです。
従来の髪の植え方は結び目の毛がVの字のように長短で表に出てきて、頭頂部から製品を見た時、その短いほうの毛が長い毛と交じり、不自然な感じになっていました。今回完成したシングルストランドテクニックは、自然の髪と同じように植えてあります。人に頭頂部を見られても全く【かつら】とはわかりません。
生え際の素材ついて
生え際は自然に見せる為に、薄いレース素材(ナイロン素材、シルク素材等)を使用しております。
レース素材自体、人目には分かりにくいものではありますが、更にお客様それぞれの肌の色に合わせた素材を選択し、限りなく人目には分からないものに仕上げます。
レース素材の色の選択肢は数種類ありますので必ずお客様の肌の色にあったものを使用します。
レース素材の薄さも数種類選択肢がありますので耐久性重視の場合、見た目重視の場合とお客様のお好みでお選び頂けます。
自然さを演出するにはレース素材使用が最良ですが、スキンを使用したりとカスタマイズは自由自在です。
生え際の微細な細工について
VR Hair Line (バーチャルリアリティーヘアーライン) は、製品の製造工程の最終段階の作業ですが、生え際の髪の毛を1本1本植えていき、人の生え際と区別がつかないものに仕上げます。
繊細な作業であり、手間のかかる作業でもあるため、大変時間を要します。
頭皮
今までのかつらは、「分け目を自由に変える」ことが困難でした。多くのメーカーがネット状のベースを用いており、分け目の部分だけ人工皮膚を貼りつける場合がほとんどです。ジュン井上が開発したSkin Flex (スキンフレックス) は、まさに頭皮そのもの。たとえ触られても、誰にも気づかれないことでしょう。その日の気分で自由に分け目を変えられ、また従来の人工皮膚のように、髪が抜けやすいという心配もありません。
Skin Flex (スキンフレックス) は、まさに頭皮そのものに見える素材のため、極端に少ない毛量のヘアシステムを製作することも可能です。
日本のお客様にはスポーツ刈りの方もおられますし、急に毛量が増えることに抵抗のあるお客様の対応もさせて戴いております。
頭皮素材について
従来のスキンベースはご存知のように通気性が全くなく、大変蒸れるため肌や自毛にダメージを与える可能性があるものです。日本の気候では夏場は使用不可能といっても過言ではありません。
当社のSkin Flex (スキンフレックス)は、極めて細いナイロン繊維を編み込んだ1枚の布のようなものですので通気性が大変良いものです。
肌に密着して装着した製品は、雨、風を直接地肌で感じることができますし、汗をかいた場合は製品の毛髪に汗が伝わるほど、限りなく人の頭髪に近い表情を演出します。
ベース素材の色の選択肢は数種類ありますので必ずお客様の肌の色にあったものを使用します。
自然さを演出するにはSkin Flex (スキンフレックス)使用が最良ですが、お客様のご希望次第で如何様にもカスタマイズ可能です。最近流行りの貼り付けるタイプの製品(オールレース素材使用 = フイルムタイプではありません。)などはアメリカ本社では何年も前からご提供しております。
通気性が全くありませんがスキンベースでの製作も可能です。
分け目部分をシリコンスキンで製作することも可能です。
通気性を最も重視される方用のベース素材も数種類ご用意しておりますので、医療用かつら、ウィッグとしてのご利用も可能です。
もみあげ、うなじの作り込み
納品時にお客様に製品を装着いただき弊社の美容師がヘアスタイルをクリエイトしていきます。その時にお客様に合ったもみ上げ、うなじの作りこみを致します。
製品の使用例をご覧ください。